モノシリ沼

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極地観測用 DOWN PARKA The North Face BROOKS RANGE

The North Face br-1

 1970〜80年代初頭、極寒地仕様のグースダウンパーカーの最高峰としてNylon製の「North Face」と共に君臨していたのがこのBROOKS RANGE。ナイロン製のSIERRA PARKAに65/35のSIERRA PARKAを重ね、更に極地用に機能を付け加えたデザインは着る者を圧倒します。

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 The North Face Brooks Range (1)

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 The North Face Brooks Range (2)

極地では金属製のボタンが凍ってしまい危険、グローブでの取り扱いにも不便になってしまう為にフロントはベルクロで開閉し、ヒートロス対策にはジッパー裏と表をダウンチューブ(後にポーラガードに変更)で覆う、まさに極地仕様。

ベルクロの丸い形状は縫い付けるのに手間の掛かる贅沢な仕上げ。

インナーのダウンはシングルの潰し縫いながら2重にし、ヒートロスを無くす為に縫い目をずらすダブル構造。

The North Face br-2

The North Face br-4

標準装備(当時のダウンジャケットはフード別売り)されたダウン2重構造のフードは開口部周囲をポーラガードで囲い極寒の風から顔を守ります。このフード取り付けもダウンの厚みを損なわない様に首後部分に生地を取り付け、ドットボタン4個で取り付ける本格仕様。

The North Face br-5

巷に溢れるダウンジャケットとは明らかな格の違いを見せてくれる黄色のインナーと外見、スペックは購買欲をくすぐる製品であり、当時の販売価格で最高値は138,000円。最上級品はその会社のノウハウを凝縮させた製品となるわけですから、使用者はそのブランドのポリシーや技術力を享受する事が出来ます。

その後、手間のかかるボックス構造を採用することで断熱性能と軽量化を実現させた極地用ダウンジャケットの登場により、BROOKS RANGEも軽量化の為65/35の生地からナイロン製とし軽量化を図ったものの、ダウンのシングル潰し縫いダブル構造ではそれ以上の軽量化は限界となり極地用ダウンパーカの地位を明け渡しました。
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この記事に対するコメント

はじめまして。ちょっとお伺いしたいのですが、ブルックスレンジは何年から発売されたのでしょうか?もともと発売された当時から65/35クロスをつかっていたのですか?リップストップを表面に使ってあるものはいつ頃から発売されたのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありません。現在、程度の良いブルックスレンジを探してますので、参考になればと思いご質問させていただきました。
mickey | 2011/10/12 9:58 PM
mickeyさん、お立ち寄り頂きありがとうございます。
リップストップ生地の「NORTH FACE PARKA」が1974年 FALL&WINTERカタログで確認出来ます。
カラーはACAPULCO GOLD、NAVY/GOLD $95 FOOD $12.5

65/35生地のブルックスレンジは1977年 FALL&WINTER catarog で確認出来ます。$165 フード付きの価格です。

アメリカ本国のカタログで「NorthFaceParka」と「Brooks Range」が同時に掲載されたものは見た事がありません。

1977年頃の日本でのカタログにはNF パーカ43.000円 フード6.700円
BrooksRange65.000円で同一カタログに掲載されています。

以上の様に生地を除いてほぼ同じ仕様ですがNorthFaceParkaとBrooksRangeは別物と考えるべきだと思います。

ブルックスレンジはベルクロが円形の前期タイプと正方形の後期タイプ(表示があるわけではありません・・・)、1990年代には65/35の生地からナイロンへと生地が変更軽量化され生産終了となりました。
65/35のNAVYは明るいNF独特のブルーですが、1990年前後にスレートブルーのような良い感じのNAVY ベルクロ正方形 が短期間発売されていました。(Sierra Parkaも)
↑こちらの色が自分は好きですが、4着購入したブルックスレンジにはお勧めのNavyはありません(>_<)。
良いものが購入出来ることをお祈り申し上げます。

 
synergy works | 2011/10/13 6:35 PM
とてもご丁寧でご親切な説明をありがとうございます。
もの凄く参考になりました。

当時の価格までわかるって、スゴイですね!
感謝、感謝です。

だいぶ前にブルックスレンジは65/35で発売されたということを聞いたのですが、
いろいろなHPを見てると、最初はリップストップで発売して、その後65/35に変更になったということが多く書かれていました。古着屋さんとかでも「リップストップ生地は65/35に変更になる前の初期のブルックス〜」と説明してるところばかりです。

おかげさまで良い商品が買えそうです。
また気になる事があれば書き込みさせていただきます。

本当にありがとうございました。
micek | 2011/10/14 10:46 AM
はじめまして、私も教えて下さい。

リップストップナイロンを使用している時点でブルックスレンジではなく、ノースフェイスパーカと考えていいという事何でしょうか?またノースフェイスパーカは着丈の長いモデルしかないのでしょうか?
ノース | 2013/01/28 10:06 PM
ノースさん、お立ち寄り頂きありがとうございます。
ご質問の件ですが、仰る様にダウンが二重でリップストップ製=North Face Parkaです。
付属しているダウンフードにダウンチューブ(フード開口部を囲む構造物でブルックスレンジには付いてます)が無いのも特徴です。

極地用ダウンパーカとして開発されたので、ヒップ部の保温の為着丈は長くなっています。
synergy works | 2013/01/29 6:35 AM
はじめまして。
質問させていただきます。

noce face parkaおよびBrooks Rangeにはブルー(ネイビー)とイエロー以外にどのようなカラーがあったのでしょうか?

ご教示くださいませ。
california | 2018/07/20 6:55 PM
california さん
お立ち寄りありがとうございます。
カタログに掲載されていたのは記事の通りですが、アメリカのブランドはカタログには出ていないカラーを店頭のみで販売したり、遠征隊仕様のカラーや従業員がオリジナルで作ったと思われる珍品があったりする様です。
noce face parkaのリップストップのnavy
にも濃いnavyや明るいnavy、Brooks Rangeの65/35も製造時期により明るいnavy、濃いnavyがありました。
何れもカタログにはnavyとしか書かれていませんが、ブルーとネービーほど違っていたと思います。

synergy works | 2018/11/03 6:32 AM
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