Feathered Friends フェザーフレンズの寝具シリーズ
ファザーフレンド(Feathered Friends)社は今や希少なMADE IN USAのダウン製品を作り続けるウエスタンマウンテ二アリング(Western Mountaineering)社と双璧のメーカーです。
1988年頃にオーダーしたスリーピングバッグがこの「SNOW GOOSE」と言うエクスぺディション用厳冬期仕様モデル。カラーオーダーも出来るとの事でしたので、インナーをバーガンディ、アウター素材をGORE-TEX、色をウインターグリーン、OVER FILLも4オンス増量してもらったスペシャルメイド・・・・・だったのですが、届いた商品のインナーはあじけないグレーでした。
MARMOT MOUNTAIN WORKSやWESTERN MOUNTAIN SPORT(のちのウエスタンマウンテ二アリング)の寝袋を見慣れてしまうと、なんとなくマニュファクチャー的な作りに感じました。
バッフルは変形Vチューブ、縫い目が寝袋表面に出ない縫製は技術の高さを感じさせるものの、他社がベルクロを使用するところをプラスティックボタンにしたり、スタッフザックが長細く入れ辛かったり、ストレージバックがシーツ素材でロゴも無いあじけない作りだったりと、あまり魅力的じゃないのがかえってこの会社の特徴でしょうか。
寝袋で有名なこのフェザーフレンドですが、「羽毛掛け布団」や「羽毛枕」も作っているのはあまり知られていません。
良い羽毛を使っているメーカーの羽毛蒲団とは・・・・と考えると注文せずにいられないのはメールオーダー好きの「さが」でしょう。
まず、羽毛の“フィルパワー”と“量”、蒲団の“生地”を選びますが、BOX構造の単純な作りとバッフル幅が細い為にロフトはそれほど望めません。
「蒲団カバー」も作っていますが、あじけない白色もので、中で羽毛蒲団がずれない様にベルクロ止めになっているのが、唯一アウトドアメーカーである証でしょうか。
問い合わせるとカラーの蒲団カバーもあるとの事。早速ピンクのカバーを注文しましたが、届いたのはどこかの店で買ったと思われる市販品でした。
まあ、親切と言えば親切な対応は昔のアメリカのメールオーダーの良さが残っているのかも知れません。
良質な羽毛蒲団は軽くて暖かいのが特徴ですが、更なる保温と本体の汚れ防止の為に蒲団カバーは必需品です。
市販の商品はダウンプルーフの為に細いコットンで目の詰まった生地を使い、これにカバーをしますが、これが折角の軽い羽毛蒲団を重くする原因になってしまいます。
寝袋の縫製技術を生かして蒲団本体を軽いナイロンにし、アウターをコットンのカバーにすれば最高品質の羽毛蒲団が完成するのに残念でなりません。
フェザーフレンドと言う社名なのに、フェザーが殆ど封入されず良質のダウンを使っているのも良心的なのですが、湿度の高い日本では逆に「へたり」が早い原因になる気がします。
この記事に対するコメント
現在フェザーフレンズのふとんを購入しようとしているのですが、日本での使用レポが皆無に等しく、こちらが唯一ヒットしましたので質問させていただきます。
お持ちの布団の羽毛量はLight,Medium,Arcticのどちらになりますでしょうか?春秋に使用できる種類を探しておりまして、LightかMediumで迷っております…。
また快適にご使用になられている時期を教えていただければ幸いです。
1年以上過ぎてお役には立たないかと存じますが、お答え致します。
羽毛フトン購入時は羽毛量の一番多い物を注文したのですが、これが意外な事に羽毛量は多くありませんでした。
アメリカ製の羽毛掛けフトンは数回購入していますが、Feathered Friends に限らずバッフルが無い縫い方や、潰し縫いが多い印象でした。
快適に使える季節は春、夏でしょうか。
冬期はインナーとして使用してます、とお答えすれば意外と薄い感が伝わるのではないかと思います。
この様にFeathered Friends の掛けフトンを使っていると言う満足感だけを味わうにしては高価すぎるのかな、と。
羽毛枕に関しても同感です。
もっとスリーピングバッグ同様にストレッチバッフル仕様や、軽い生地にした掛け布団を作れば他社とは違う優れた製品が出来ると思うので残念です。
Feathered Friends に拘らないのであれば、ビックカメラ内で販売している「羽毛工房」の羽毛掛け布団がクオリティ高くお勧めです。
お返事ありがとうございます。
こちらこそお礼が遅くなりました。
散々迷った挙げ句、質問してから数日後に購入しました。
到着して感じた第一印象は、おっしゃる通り「意外と薄い」でした笑 季節の変わり目に仕使用していますが、フェザーフレンズの布団を使っているという自己満足感では耐えられない寒さの時もありました。
またピッタリのカバーも見つからず、偶然近いサイズがあったのが奇しくも「羽毛工房」でした笑 色んな意味で勉強になった購入でした。ご返信ありがとうございました!
Feathered Friendsの羽毛ふとんを使っているというのが大事ですよね。
普通には分からないところに拘るのが粋なんだと思います。