Gore-tex ゴアテックスを最初に使った Early Winters アーリー・ウィンタース
1976年。防水性、通気性に優れた画期的なゴアテックス素材のテントがアウトドア用品のカタログ通販メーカー アーリー・ウィンタース Early Winters 」社から発売された。ゴアテックス素材を使って初めて製品化した記念すべき第1号製品である。
さて、写真のレインジャケットはゴアのテントが発売された翌年の1977年に発売されたゴアテックス初のウエアだ。これも「アーリー・ウィンタース」社製。
このジャケット、画期的なところはゴアテックス素材だけじゃない。
なんと「ベンチレーション機能」がすでに付いている。両脇の下部分に開閉可能なジッパー。通気性を高めるためのものだ。今では当たり前の機能だけれど、この時期すでに商品化されている。
フードのアジャスター機能。これも良く考えられている。フードに付いた2種類のドローコードで頭の「周囲」と「奥行き」の両方を調整できる画期的なシステムだ。
「ゴアテックス素材」、「ベンチレーション機能」、「フードの2WAYアジャストシステム」。現在のアウタージャケットに装備されている便利な機能が、今から30年前の「アーリー・ウィンタース」のレインジャケットにすべて盛り込まれている。こんな画期的な機能を考えて次々と商品化していた1970年代アウトドアメーカーの商品開発者たち。湧き出る豊富なアイディアに脱帽。
良いアイディアは時間が経過しても色あせることはないようである。
この記事に対するコメント
シアトルに直営店と縫製工場があった頃の製品ですね。
ジャケットも革新的でしたが、GORE TEXで作ったテントも形状が素敵でした。
当時のカタログのは他に面白いGOODSが満載で、日本製のお弁当箱の定番、おかず入れが防水性の良い小物入れとして掲載されてたりと楽しいカタログでした。
ブランドネームと特徴あるマークのまま数年前まで存続していました。
往年のGORE製品はとっくに姿を消していてましたが・・・・
このパーカーのあとにSYNERGY WORKS やMARMOT MOUNTAIN WORKSの完成された究極のパーカーが誕生するわけですね。
日本ではアルパインクラフトが誕生!
当時は確かに画期的な新しいモノ、だったはずですね。
それから進化したのは立体裁断技術くらいですかね。
MONOに詳しいサンさん。コメントありがとうございます。
高校生のフレームザック、とは、また本格的なアウトドアズですね。僕はデイパックが精一杯でした・・・・。
沼王さん。
アーリー・ウインタースのゴアテックス・テントの資料、お持ちですか? 70sのカタログでもいいので『モノシリ沼』にアップしてください。
今でも、スタッフバッグは現役で使っています。当時のゴア製レインジャケットは、デザイン、機能性に於いてもパーフェクトなウエアーだと思います。日本製のものはデザイン
が何時まで経ってもイマイチですね。
あの頃のアメリカ製品はすべて高額でしたね。
テント、スリーピングバック等、数は少ないし10〜20万円はざらにありました。
EARLYWINTERSの代理店はノースアメリカンエルク、でしたっけ?
80年代に入るとビックオークを開店したレックが頑張っていましたよね。
GORE−TEXは規格が厳密になり、性能テストで合格しないとGORE-TEXのタグが発行されないようですので、各社類似したデザインばかりになってしまうようです。
それでも日本の企画はおっしゃるように「イマイチ」だと思います。