名門Alpine Designs アルパインデザインのアタックザック
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芦沢一洋氏の書籍「バックパック入門」の表紙にも一コマ登場するアルパイン Alpine DesignsのDayPack。
昔の栄光の片鱗も感じられないチープなゾンビブランドとしてしか知らない世代も多いのでしょうが、1960年代〜1970年代本格的なアルパイン製品を世に送り出した名門ブランドだったことを知る世代にはいたたまれない現状です。
DayPackの名称が広がる以前、山頂にアタックする少量の品を運ぶ為のパックとしてアタックザックはありました。
その証はこの小さなサイズを見れば分かるでしょう。
Sierra Designsのデイパック『Day tripper』よりも小さいと言えばご理解頂けるのではないでしょうか?
良質のレザーをボトムやショルダーベルトに多用しているのが今ではなんともオーセンティックな雰囲気で魅力的ながら、普段使いには小さ過ぎます。
ネームタグは見えない箇所に縫い付けられていたALP SPORT時代からALPINE DESIGNSへと名称変更し、ネームタグも視認性の良い場所へ移動。
良質なレザーは経年変化を楽しむことの出来る信頼のheavy-duty、ショルダーベルトの捻じれを防ぐ細引きにも惹かれます。
DayPack市場が賑わってくると町での使用しやすい大きさに仕様変更、重くなるレザーを使わないナイロン製も送り出しました。
この記事に対するコメント
当時から羨望の的であったのは、やはりalpine designでした。当時(45年前)でも、デイパックが¥20000前後はしていたと思います。今でもヴィンテージ物が高額で取引されている現状は、ブランドネームだけでは無い、やはり造りの良さに惚れ込んでいる方が多いからでは無いでしょうか?
同ブランドの他のアイテム、フレームパック、スリーピングバッグ、テント、ダウンガーメント、ダッフルバッグ、等フルライン有りましたが、やはりこのデイパック、ロッククライマーズスペシャルが唯一無二ではないか?と思います。
AlpineDesignsと言えばこのパックが目に浮かびますので、仰る通りだと思います。
ティアドロップ型の完成されたフォルムとレザーの組み合わせ、ブランドスピリッツと共にインパクトを与えてくれました。
のロゴ文字の中で、Pの中に小さなエーデルワイスの花があしらわれている物と、単純な白抜き字体と2種類あり、製造時期別の違いとか有るのかでしょうか?
自分の所有している物も混在しています。個人的には花柄が有る物の方が気に入っています。現在のデザインロゴもそうですが、クオリティ&デザインもチープになっている感が否定できません。
SIERRA DESIGNも同じ様に杉の木の本数が増減し、今では1本のデフォルメされた悲しい結末?を共に歩んでいる気がします。
今のAlpineDesignsはスポーツオーソリティブランドなのでしょうか?
AlpineDesignと「S」が付いていないので復刻製品では無い位置づけなのかもしれませんが、どうなのでしょう?。
20年以上前に復刻バージョンのダウンベストをアメリカから購入しましたが、タグデザインもチープになり下がり往年の製品とはまったく違う製品でした。
仰る様にAlpinDesignsのロゴは花の入っている時代の物が一番良いと思います。
SierraDesignsは何度もロゴデザイン変わっていますので、その時々の所有企業の為すがままなのでしょう。
創業者の手を離れたブランドがゾンビのごとく生き返るのですから、原形を留めないのは仕方のない事なのでしょうね、所詮ゾンビなので。