モノシリ沼

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1970年代の駄作か名品か。ユーザーのフィードバックから生まれたThe North Face Stuffed Shirts

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モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 ノースフェイス 1976-7 スタッフド・シャツ The North Face Stuffed Shirts(1)

グースダウンジャケット「シェラパーカ」では暑過ぎる。かといってウールセーターではちょっと肌寒い。そんな中途半端な時期に着る想定で作られたのが1970年代のThe North Face/ノースフェイス社「Stuffed Shirts/スタッフド・シャツ」。ユーザーの要望、フィードバックから生まれた、アウトドア愛好家ニーズが強く反映されたノースフェイスの珍しい製品です。

中途半端な時期に着る、中途半端な機能のダウンウェア。そんな印象のStuffed Shirtsですが、デザインもまた中途半端な感じは否めません。ウェスタンスタイル漂うデザインは1976年のアメリカ建国200年を祝う影響なのでしょうか、はたまたアウトドア衣料品をタウンユースで売って、ひと儲けしようじゃないかという画策なのでしょうか。機能美を誇る1970年代ノースフェイス商品群のなかにおいてStuffed Shirtsはちょっと風変わりな存在でした。

Stuffed Shirtsの大きな特徴はやはり「無駄に大きな襟」でしょう。カッコいいとはとても言い難く、他のThe North Face製品に比べ、やや買いやすい価格帯ではありながらも大き過ぎる襟の存在感が邪魔して、もうひと押しの購入を躊躇してしまったものでした。襟元のスナップボタンを閉めても、外しても大きな襟の”収まり所”に苦労するのは容易に想像できます。無理やり大きな襟のメリットを探すとしたら、襟を立てたときに顔面頬の大部分を優しく包み込み多少の寒風を遮ってくれることでしょうか。

1976年から1977年にかけての1シーズンにだけ生産された短命のStuffed Shirts。一見チープな感じのするペラペラピカピカの光沢あるナイロン素材もこのシャツの大きな特徴です。大きな襟、ウェスタン調のアンバランスデザインなどと同様、ナイロンの安っぽさも購入をためらわせた要因でした。そんな見てくれに反して実はこのStuffed Shirtsのナイロン素材は何とデュポン社製の高性能ナイロン「アントロン・ナイロンファイバー」。細く、軽く、丈夫でしなやかなアントロン・ナイロンの採用はアウトドア衣料品の機能的素材としては適切な選択だったのかもしれません。ペラペラピカピカの素材感の好き嫌いはあるわけですが、アントロン使用の事実を知ったのはThe North Face 1977年版Spring & Summerカタログからでした。

ユーザーのフィードバックをもとに作られた1970年代The North Face Stuffed Shirts。駄作なのか。名品なのか。評価はユーザーの好みにお任せすることにします。

1976年当時、47ドル50セント。カラーラインナップはココアとネイビーの2色。99gのプレミアム・グースダウンが入り、シャツの総重量はなんと571gと超軽量。出来の悪いデザインほど実は個性的で機能的。月日の経過とともに使用頻度は増え、次第に愛着が湧いてくるのは自分だけでしょうか。

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この記事に対するコメント

ご無沙汰しております。

私は同じようなデザインでWoolrichのものを所有しています。
ポリエステル多めのポリコットン製で釦はパールドットです。
私も中途半端な時期に結構着ています。

Eddie Bauerにも同じような製品がありましたね。どれも衿は大きいですね。
TOORI | 2014/03/03 11:25 PM
TOORIさん、お久しぶりです。
いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。

同じ大きな襟仲間の方からの、同じような着用エピソード、心強く読ませていただきました。

1970年代当時のアウトドアブランドの製品は頑丈にできていますし、寒さの厳しい北国生活でもございませんので、当分はこのテのダウンシャツにお世話になることになりそうですね。
skihut | 2014/03/04 10:05 PM
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