モノシリ沼

555Outdoors LAB.
〜モノシリ沼とはモノにハマるとぬけられない?困った沼。そんな沼人たちの1970年代〜80年代 Made in U.S.A. アウトドア用品の温故知新ブログです〜
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< レナードの朝 GHURKAの延命と終焉 | main | モノシリ沼。いつもお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。 >>

究極のフードデザイン。アーリーウィンタース「ゴアテックス・ロストワールド・パーカ」 The Lost World Parka Early Winters

JUGEMテーマ:スポーツ

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(1)

Gore-Tex(ゴアテックス)のParka(パーカ)やTent(テント)を世界に先駆けて世に送り出したEarly Winters(アーリー・ウィンタース)。特筆すべきは発売当初より完成されたパーカのデザイン、多くのアウトドアブランドが模倣したと言っても過言ではありません。

身体の熱量の40%をヒートロスさせると言う頭部のデザインは重要、視界を妨げず風雨の憂鬱から解放するフードデザインはパーカに対する本気度が分かる個所でもあります。通常はドローコード1本で完成させるところを、フードインナー前頭部を密着させる為に更にもう1本のドローコードを採用したセンスは秀逸です。

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(2)

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(3)

いかにも雨具といった製品が大多数だった時代、マウンテンパーカ仕様の胸のフラップポケット、ハンドウオーマー付きフラッポケットはアウトドアだけでなくEarly Wintersのカタログ文でも「Deluxe Parka」と記載される完成されデザイン&仕様、それが1981年カタログで知ったこのLost World Parka でした。

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(7)

特徴あるEarly Wintersマークを刻印したドットボタンは天地が揃った状態で取り付けられ、ボタンの刻印の上下などに無頓着だった他ブランドと一線を画す品質管理が出来ていた証しと、言えます。

憧れだったアンダーアームベンチレーション、エラスティックゴム入りパウダースカート、究極と言うべき完成されたフードデザインと構造、 2レイヤーGore-Texにシームテープ、ライトウエイトのライニング等々、止水ジッパーなど存在しないGore-Tex黎明期に考えうる基本的な性能を形にした功績はアウトドア製品を語る上で忘れてはならないブランドと言えるでしょう。
 
モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(4)

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(6)

数あるEarly Wintersのパーカの最高峰に君臨したLost World parka。1981年 US価格 $149.95. Forest Green, Impala, Cobalt Blue, Camouflageの4色でした。

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(8)

モノシリ沼 555nat.com 1970-80sアウトドア温故知新 究極のフードデザイン The Lost World Parka Early Winters(5)

にほんブログ村 アウトドアブログ アウトドア用品へ 555nat.com 555nat.comオンラインショップ白猫屋
Early Winters | permalink | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |

この記事に対するコメント

以前、裏地の無いタイプのグリーンを愛用していました。
フードのデザインは仰る様に群を抜いていますね。
ただ、袖口の幅がちょっと気になりました。いくら下に着るといっても、ここまで広くなくても、と感じます。
TOORI | 2013/11/26 6:38 PM
TOORIさん、お立ち寄り頂きありがとうございます。
当時、Early Wintersを使用していた方とはなかなか出合えませんので、着用感など聞くとう嬉しくなります。
実用+思い入れのあるこの頃の製品の良さはあの時代を過ごした者にしか分からないと思います。
synergy works | 2013/11/28 8:58 AM
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック