モノシリ沼

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ボブ リーの行跡を追体験 HUNTING WORLD フィールドコート

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10代の多感な時期に刷り込まれた贅沢なブランドHUNTING WORLD。

理不尽と言うべき販売価格に何度ため息をついた事でしょう。憧れのショルダーバッグcarryallを代表とするコレクションは軽量が命のバチュークロス、HUNTING WORLDでなければ決して許されない価格設定、劣化するコーティングのお陰で気持ち良く使えるのは1年程と美人薄命と諦める潔さがなければ使い続けられないのも魅力かもしれません。

自社工場を持たないHUNTING WORLD、アパレル系はO.E.M.先とのダブルネームが多いブランドです。他社製品に「HUNTING WORLD」のタグを縫い付けただけの製品が氾濫している現在ですが、1970〜80年代は創業者ボブリーの探検や狩猟スピリットが製品化されたHUNTING WORLDと呼ぶに相応しい製品がありました。



一度は袖を通してみたいと思っていたこのフィールドコート、1980年代初頭に着用する機会があり興奮し過ぎたためか詳細は覚えておらず特徴あるインナーのショルダーハーネスとオリーブのカラー、独特な匂いに遠いアメリカを感じたものです
 
背面後部に吊るす獲物入れポケットは独特なシルエットを演出するほか、コート自体を収納し保管に便利なパーツ。
インナーショルダーは獲物を入れて重くなったジャケットを背負う機能と、コートを身体から離さずに素早く脱着させる事が出来る仕様。

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狩猟許可証を入れるインナーポケットにハンティング用品の血統を感じる事が出来ます。
斜めに配された胸ポケットやハンドウォーマー付きフラップポケット、マウンテンパーカの背中縦ポケットとは違う用途の後部ショルダーポケットなど、ハンティングの経験からデザインされたフィールドコートは山系ブランド製品とは違う魅力が満載。
 
当時の日本国内価格20数万円に疑問を感じつつ基本的には嫌いな脱着式フードも許せてしまうのが、HUNTING WORLD製品の魔力なのでしょうか。

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フィールドバッグ 美人薄命 Hunting World「6045 EXPLORER」

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モノに対する自分の価値観を遡ると、たぶん1970年代に発刊された「Made in USA」カタログ等で紹介された1970年代アメリカ製品紹介記事の洗礼にあると思います。

1970年代のアメリカ製品の写真や一部で取り扱われていたそれらの製品は見ることすら適わない“宝”そのものでした。

いつの日か、ボタンダウンはBrooks Brothers(ブルックスブラザース)社、カバンはHunting World(ハンティングワールド)社と刷り込まれたのもこの頃。
齢50を目前にしながら、当時とまったく同じ価値観のままなのも困ったものですが、自由に物が買える年代になっても当時憧れたモノ以上の製品にはまったく興味や価値観を見出せません。
そんなMade in USAの洗礼を受け、爪に火を燈すようにしてお金をためて入手していった、憧れの製品群の中でも一番出会いが遅かったのがこの「Hunting World」のバッグでした。
それまでは英国の「ハーディ」や「ブレディ」といったフライフィッシングのバッグを使っていましたが、経年劣化するゴム引きの素材と容量の少なさには不満が残りました。

1980年代中頃のバブル時代、財布やセカンドバッグ(今思うと何であんな小さなバッグを使っていたんだろう??)は使っていましたが、大きな「EXPLORER」購入はRolex(ローレックス)社「Explorer」の次に買うべき物、同じ名称に運命すら感じていたものの入手したのは1980年代後半でした。

Sierra Design社の「60/40 Mountain Parka」の、雨にコットンが膨らみ、あたかも防水素材であるかの様な都市伝説的な情報がまことしやかに喧伝されていた時代、このHunting Worldも“熱に強い”事が、いつからか“「火」にも強い”と間違った記事まで登場。
まあ、あれだけ高価な価格をつけられていれば、火に入れても燃えない性能ぐらいあっても不思議ではありませんでしたが・・・・・・。

次世代まで引き継がれ、使い込むほどに価値の出る質実剛健なアウトドアブランドの製品に於いて、Hunting Worldほど短命な製品を他に知りません。
数年前まで素材に使われていた“バチュークロス”のウレタンコーティングは3〜4年経つと、いきなり劣化が進み、バチュークロスに「皺」がたくさん出てきたら要注意、ウレタンが剥がれるのではなく「溶ける」ようにして終焉を迎えます。
裏技で車メンテナンス用品「アーマオール」を塗ると寿命が長持ちするなどと直営店の店員が言うほど、持ちの悪い素材でした。
その後、バチュークロスウレタンが改良されたとの「噂」を小耳にしてからの製品はウレタンが劣化することなく現在に至っていますので、噂は本当だったのだと思います。

自信を持って「一生物」では無いと言い切れる潔さ!?
安物買いの銭失い、とは言いますが、高価なのに2年ほどで疲労感を醸し出し、使うことが躊躇われるのがなによりの証拠です。

質の良いなめし革はフェラーリや高級車に使われているようなトネリコレザー並みに匂うので、新品時の偽物との区別は容易です。
最大の特徴は軽さにつきます。柔らかいバチュークロスは衝撃を吸収する為、擦れ傷みやすいかばん底部の劣化を防ぎ斜めがけした時に身体の形に添う柔らかさは重さを軽減します。

20数年使い続けて気がついたのは若い頃には気にもしなかったことですが、加齢と共に重い荷物を持ち歩くのが苦痛になってくること。
そんな時、このHunting Worldの「EXPLORER」は年齢による疲れを軽減し、本当の真価を発揮してくれると思います。

今から20年ほど前、アメリカ国内での直営店がN.Y.(ニューヨーク)のみ、L.A.(ロサンゼルス)の日本人観光客向けには「OKADAYA」が日本国内とアメリカ直営店の中間程の曖昧な価格で(それでも日本の販売価格の3割ほど安い)販売していた時代、NEVADA(ネバダ)州にあるHunting Worldの倉庫から直接メールオーダーできることを発見!(アメリカ国内住所へのみ)
「6045 EXPLORER」の日本価格23万円の頃、Mail Orderアメリカ価格は$745と半額以下で購入出来ました。

エコと節約の現代、2年サイクルで買い替えなければいけないのと、銀座や青山の店に行かねばならない憂鬱、アメリカのブランドながらMade in ITALYとアウトドア用品のくせに高級ブランド風、の二重、三重の後ろめたさを抱えて使うのは、常に「ブランドとは何か?」と価値観を自分に問いかけ続ける事でしょう。

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