モノシリ沼

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下剋上・・・ ABERCROMBIE & FITCH

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 時代とともに栄枯盛衰は世の常とはいえアメリカで創業したアウトドアブランドが終焉、実態の無いまま名前だけが再利用されるのはリサイクルの一環、ある意味においてエコロジーなのでしょうか。
「復刻」とは言わずせめて「レプリカ」と呼称してもらえればオリジナルとの多少の差異は気付かぬふりもできると言うものです。

 そんな些細な事などいとも簡単に吹き飛ばしてしまったABERCROMBIE & FITCH。Eddie BauerやL.L.Beanなどと同じ総合アウトドアショップだったと知らない世代の方が多いのは、あまりにもファッショナブルに変貌し過ぎた結果なので仕方のない事でしょう。

 1984年のカリフォルニア、SFだったのかLAだったのかもはや定かではないものの確かにABERCROMBIE & FITCHはありました。一度閉店した後に再オープンした終盤の頃だったのかもしれませんが、伝説の店を訪れた記念に購入したのが丈夫なコットン製レッドカラーにABERCROMBIE & FITCHのロゴが刺繍されたこのショーツ。今では恥ずかしい程丈の短いデザインから当時を偲ぶことができます。

 その後、ABERCROMBIE & FITCHに何が起きたのか知る由もないまま月日が流れ21世紀に突然届いたカタログを開いてビックリ!
Vintage加工されたアウトドアテイストの短パンに往年の雰囲気を少しながら残していたものの、そのカタログに掲載されていたものはアパレルメーカーへと変貌した製品の数々でした。
タイトで袖の長いデザインは細身のアメリカのティーンエイジャー仕様、店内はオリジナルコロンを撒き散らしめまいがするほどの大音量で音楽を流しカタログから抜け出したような上半身裸のイケメンが出迎える店は異次元の世界。

 温故知新も吹き飛ばす原点破壊の下剋上ですが、夏の幽霊のようなアウトドアブランド復刻よりも潔く諦めがつくものなのかもしれません。

下剋上・・・ ABERCROMBIE & FITCH

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