オリジナル製品も侮れないA-16(Adventure16) “WTA(Wide Temperture Range) PARKA”
1980年11/10発売のPOPEYE誌でも紹介されていたA-16を初めて訪れたのは1984年3月。
LAXより405で北へ向かい10号を過ぎた辺りでフリーウェーを降り、Sepulveda Blvdを南へ少し下り、Pico Blvdとの交差点にあるAdventure16 West Los Angeles店。
広い店内には有名どころのアウトドアブランドと共にオリジナル製品も置いてありました。
その後、1980年後半〜1990年のバブル期に仕事で行く度にLAXよりレンタカーで最初に向かう店として思い出深いA-16。
開放的な店内は最初に訪れた時のまま、日本の店のように店員から声を掛けられることも無く、ゆっくりと製品を吟味出来るのはアメリカの良さでしょう。
たまたま走行中に発見したSan Diego店は明るい日差しの差し込む心地よい店舗でした。
高額な商品購入した記憶はありませんが、デイパックやキッチンセット、Tシャツなどのオリジナル品をアウトドア好きな知り合いに何度か持ち帰りました。
特に興味があった訳ではないものの、各ブランドの良いところを集めたA-16 “WTR(Wide Temperture Range) PARKA”。
1980年初頭はまだ値段の高かったGore-Texを肩部分のみに使うなどナイロンとGore-Texのハイブリッドなダウンジャケットは何とも半端な印象でしたが、その後このモデルへと進化したのでしょうか。
ダウン入りのフードは襟に収納、ダウンジャケットには珍しい脇の下のジッパー式ベンチレーション、袖口は内側までGore-Tex生地を使う贅沢仕様、更にベルクロで調整できる使いやすいデザイン。
フロントジッパーはもちろんダブルスライダー、ヒートロスを防ぐジッパーフラップは金属ボタンを排した嬉しいベルクロ仕様。
フロントポケットは中身が飛び出さない様にポケット上部を織り込む親切設計。
袖やボデイのバッフルも多くしてダウンの偏りを無くしているのも好感度。 A-16タグを襟、フロントポケットのフラップにまで縫い付けたのは、良質のDOWNを14オンス封入し、オリジナル製品ながら本気で作った誇りの現れなのでしょう。
REIなどの大型店とは違うセレクトショップ的な店舗ながら、アウトドア製品の黎明期から長く営業を継続しているのは確かな製品を提供できるショップとして信頼されている証だと思います。
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