GREGORY DAY&HALF 1983 グレゴリー社デイ&ハーフ
1983年購入のGREGORY 社製「DAY&HALF」1983。腰を包むようなこの位のサイズでは珍しい形状と「デイ・アンド・ハーフ」の名称に惹かれて池袋西武スポーツ館で購入しました。
当時これ以前の古いデザイン・タグの付いた製品も混在しており、駐車場代を払うより2,000円以上購入で駐車料金無料を得るべく、欲しくもないOLDタグのポーチを購入した思い出が蘇ります。
当時のバックパックの縫製は良く出来た製品でも生地の端がほつれない様に電気カッターで裁断した生地を縫製、GREGORYのように縫製個所をくるみ縫いした丁寧な製品は殆どありませんでした。
ジッパーも大型で堅牢、タブに革の取っ手がついていたり、別売りのポーチが本体に簡単に取り付けられる構造になっていたりなど魅力的なパックでした。
当初、“GREGORY=GREEN”との思い入れが強く、購入初期の製品はGREENがほとんどでした。
この頃に購入したOLD タグのポーチやランバールーム、ウエストポーチ等はオークションで処分してしまい手許にはありません。
しっかりとした作りの「DAY & HALF」、信頼出来るバックパックの一つとして使用しましたが、あまりにも丁寧な作りが災いしショルダーベルトのバックル保護パッドが脇の下にあたり不快、オリジナルはそのまま使う主義でしたが、少し縫い目が解れた際に撤去、最近の製品はこの保護パッドが無いのを見ると邪魔なパーツであったのかもしれません。
1980年後半、アメリカの山道具店でGREGORYを背負っていると良いパックを持っているね、と言われ妙に嬉しかった思い出と共に、ウレタンコーティングは古くなっても嫌なにおいも発生させず、同じモデルが30年近く経った現在でも販売されている事は完成されたバックパックであると言えるでしょう。