テントのバイブル「THE TENT BOOK」1979 $9.95
MOSS TENT 『OPTMUM200』が表紙の1979年販売の書籍「THE TENT BOOK」(E.M.HATTON)。
人間が住むための住居として出発、発展していったテントの歴史を知る上で貴重な一冊といえるでしょう。
構成はPart-1 “The Tent in History”、Part-2 “The Tent as Art”、Part-3 “Tent for Campers”
の3パートのコンテンツ。テントの発祥からヨーロッパ、中近東、アジア、アメリカ大陸で独自に発展していったテントの歴史を貴重な写真や挿絵で紹介さてれいます。
Part-2ではアートとして認識されるテントの造形美。コンベンションセンターや各種イベント演出に欠かせない芸術的構造物と認識される過程がわかります。
Part-3では現代テントの基礎となったキャンプテントが懐かしい社名と写真で紹介されており、テント好きには堪らない一冊。
これを見ず(読まず)してテントを語ることなかれ。まさにTENT温故知新を知ることができます。
過去に見たこともないテントが多数掲載されています。
ビルモスデザインのMOSS TENT『OPTMUM200』、『STAR GAZER』、『TRILILUM』。EARLY WINTERSの『Earth Station』。『A-16』のカルフォルニアならではのテント。Jansport好きには堪らないマニアックな『Jansport Isodome』。North Faceのジオデシックドームは三角フレームの狭い空間からの開放と耐風性能の向上でテントが新たなカテゴリーに入ったことを主張しています。
Sierra Designs、Trailwise、Houlber、Gerryも元気だった時代、紙の古い匂いは時代の経過を感じますが、テントデザインの輝ける黎明期であったと再認識することが出来ます。