モノシリ沼

555Outdoors LAB.
〜モノシリ沼とはモノにハマるとぬけられない?困った沼。そんな沼人たちの1970年代〜80年代 Made in U.S.A. アウトドア用品の温故知新ブログです〜
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THERM-A-REST 小さなラグビーボール状枕 DELUXE PILLOW

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サーマレスト 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 THERM-A-REST 小さなラグビーボール状枕 DELUXE PILLOW 01

 

着用していた衣類を枕替わりにしていたのは1980年初頭・・・その後いくつかのキャンプ用枕をお試ししたものの、なかなかマッチした枕に出会うこと叶わず、日常使いの枕を持ち歩く今日この頃。


そんな紆余曲折したキャンプ用枕、収納してかわいいデザインだったのがTHERM-A-REST DELUXE PILLOW。


寝心地は至って普通ながら、枕と一体となった収納袋に詰め物をすることで高さが変えられるのがポイントでしょう。
THERM-A-REST製、MADE IN USAなのが購入動機だったのだと思います。

 

サーマレスト 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 THERM-A-REST 小さなラグビーボール状枕 DELUXE PILLOW 02

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SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット SIGG P1

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SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 01

バーナー、ランタンはCOLEMAN派なのは今も変わりませんが、愛用していたPEAK1を格好良く収納するクックキットが発売されたと知ったのは、1981年REIカタログからでした。

SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 02
勿論、銀行に駆け込み送金小切手を作成、国際書留郵便でMAIL ORDERしたのは言うまでもありません。
SIGG P1の「P」はPEAKのP、「1」は勿論PEAK1の1ですから、このキットの出自がPEAK1専用の確かな証でしょう。

SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 03

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SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 09

P1を使う以前は、PEAK1収納にCOLEMAN純正アルミケースなどを使用していましたが、クックキットにもなる四角い形状の蓋を使う気になれなかったので、PEAK1を逆さまに収納できる構造と、専用風防、使い易そうなP1鍋は魅力的でした。

SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 15

SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 16

ビニール製ストラップも付属していましたが、使い心地抜群のOPYIMUSストラップへ変換し固定、JANSPORT D2へパッキング。
バックパッカー気取りだったあの頃が懐かしい今日この頃・・・

SIGG P1 1970-80年代 温故知新 555nat.com モノシリ沼 SIGGが作ったPEAK 1用クッキングキット 10

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MADE IN USAを貫く質実剛健なCAMPTIMEのROLL-A‐COT

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キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  01

BackPackerからオートキャンパーへと変身した1980年代、テントも大型化しキャンプスタイルも変化するのに伴ってREIから取り寄せたCAMPTIMEのROLL-A‐COT。
アルミフレームをスライドさせ丈夫な2脚をホールに差し込みジョイント、ベルクロで固定すると堅牢なCOTの完成です。

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  02

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  03

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  10

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キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  05

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  06

TEXTILENEと呼ぶCAMPTIMEオリジナル生地は丈夫で伸びも僅かで椅子代わりにもなり、寝心地も良いCOTです。

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  07

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  11
華奢で高さの無い脚のCOTが多い中、適度な高さと強度を兼ね備えたCAMPTIMEのCOTは、キャンプに欠かせないアイテムとして30数年が経過した現在も使用感を感じる事も無く健在です。
COTを収納する袋の色など若干の変更はあるものの、本体デザインに手を加えずに未だにアメリカ本国でも販売が継続していることからも完成されたCOTと言えるでしょう。

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  08

キャンプタイム『ロール・ア・コット』 温故知新 モノシリ沼 555nat.com モノシリ沼 CAMPTIME ROLL-A‐COT  09

COTの他、ROLL A‐シリーズにはテーブル、チェアの用意されていますので、それらは又後日ご紹介の予定です。

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LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes

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LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 02

 

1970年代、カメラは絶対Nikon!信奉者でしたが、視力の衰えを感じる年齢になり透明感のある画像への憧れが強く、良く見える眼鏡を入手するべくLeica M10を購入、ピント合わせはじっくりマニュアルで、の境地には精進が足りなかったようでオートフォーカス機能搭載のLeica Qを。


Leicaレンズの明るさ、透明感を体験すると、双眼鏡ならばもっと良く見えるのでは・・・と選んだのはNOCTIVID 10×42。
ミリタリー調のグリーンも購入理由の一つでした。

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 09

 

付属のケースはいかにも的な形状なので使用不可、実用優先の双眼鏡に似つかわしいケースを探したところ、これしか無いだろうとポチッたのは500D CORDURA素材のMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharness。

 

最初に購入したSサイズではちょっと窮屈だったので、Lサイズを追加するとオーダーメイドのように収まりました。

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 01

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 03

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 05

バックパックを背負った時でも薄い素材のハーネスは背中で邪魔になることなく、肩と背中で重量を分散し首への過重を防ぐので年寄りには誠に有難い設計仕様。


胸部にしつかりホールドした QuickDraw Binoharnessは名前の通り素早く双眼鏡を取り出すことが出来ます。


付属品のハーネスを取り去り、 QuickDraw Binoharnessへ接続することでNOCTIVID を落下させる心配もありません。

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 06

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 10

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 08

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 07

 

LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnes モノシリ沼 555nat.com 温故知新 ライカとミステリーランチ 04


信頼のLeicaレンズの明るさ、解像度は驚愕の映像を眼球に届けてくれます。


LEICA NOCTIVID 10×42とMYSTERY RANCH QuickDraw Binoharnessはドイツとアメリカと言う製品に対しての考え方が相反する国民性ながらインターナショナル的ベストマッチ。


自分の眼がNOCTIVID レンズ並みだったらと、小学校1年生から眼鏡生活60年を超えてこの双眼鏡をのぞき込む度に思う今日この頃。

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アウトドアチェアの温故知新。MACLAREN社製『GADABOUT ガダバウトチェア』

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モノシリ沼 555nat.com 1970年代 温故知新 ガダバウトチェア1

小さな改良を加えられながらも数十年、「軽量」「コンパクト」で上品なアウトドアチェアと言えばこのMACLAREN社製「GADABOUT」です。

1977年頃、兄が購入したのが初めての出会いでした。
当時の価格で16,800円は高額でしたが、軽くてコンパクト、今までにない座り心地を体験させてくれた椅子にはふさわしい価格だったのかも知れません。

色は今では珍しい茶色。細かいところでは生地のラインも、その後の製品とは微妙に違います。
何度か焚火で溶けかかった椅子の先端(丸いプラスティック)部も、当時代理店だった西麻布「スポーツトレイン」で購入、交換したのも懐かしい思い出です。

今も昔も力が加わり劣化しやすい個所は同じようですが、この修理に欠かせないのがMADE IN USAの小道具「THE SPEEDY STITCER」。
“A PERFECT DEVICE FOR SEWING ANY HEAVY MATERIAL”と記載されているSEWING AWL KITは意外やナイロン製品にも性能発揮。
何台も追加購入した殆どのGADABOUTがこのストレッチャーで修理し酷使されました。

座り心地と重量は比例していくのでしょうが、この重量でここまでコンパクトになり適度な強度を併せ持ったチェアは見当たりません。
GADABOUTの重さが倍の椅子の足が壊れ捨てられているのを何度も目にしましたが、いろいろな種類のキャンプチェアが手に入る現在、座り心地の良い製品と比べると若干の欠点はあるものの、
収納の少ない狭い住宅事情と、一歩間違うと難民的な様相を呈するキャンプ用具を車に詰め込まなくてはならない日本のキャンピング事情に、これほど合った外国製の椅子は珍しいと思います。

古き良き時代のアメリカ製ストレッチャーと英国製(今は違うようですが)のこの組み合わせは、お互いを補完しあっている両国を象徴しているのかも知れません。

モノシリ沼 555nat.com 1970年代 温故知新 ガダバウトチェア2

モノシリ沼 555nat.com 1970年代 温故知新 ガダバウトチェア3

モノシリ沼 555nat.com 1970年代 温故知新 ガダバウトチェア4
 

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Made in USA  閑話休題

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徒然考えてみると、いろいろと“ウンチク”の多いアウトドアの道具類ですが、それらが「宣伝されている通りの性能を発揮しているのか?」疑問に思ったことはありませんか?

殊に防水性能は重要になりますが、透湿性能で一番信頼されている「Gore-Tex」を例に考えてみましょう。

第一世代と言われるデビュー当時は“雨を通さず通気性があり蒸れにくい素材”と宣伝されていましたが、通気性があるということは「通風性に通じ、ヒートロス問題」が浮上、また「油に弱い弱点」を克服し第二世代、第三世代と進化しています。

Gore-Texの“管理”は非常に厳密で、納品される前に「メンブレインや生地に傷や汚れがないか」を目視し、ある場合はその箇所に丸い色のシールが張られ、縫製工場では「その生地の数メーターを除いて裁断」していました。

また、縫い目に必ず「シームテープ」を貼りますが、このシームテープ交差部は水が染み出しやすい為、必ず「ホットプレス」という機械で熱を押し当てることが義務づけられていました。

靴に使われるブーティーや手袋のインナーは出荷前に「穴が開いてないかの厳選なテスト」をパスしたものだけが納品されます。

ここからが重要なのですが、その厳選された製品を完成させるのは日本でも海外でも「女性の力」に頼っています。
ここで今縫製している製品は“どのような物で、どんな性能を有するか”を説明する事が肝心なのですが、勿論ミシン針で穴を開けてしまった時は正直に申告することも申し合わせます。
しかし・・・・。
ブーティーやインナーを縫い合わせる過程で、ミシン針が生地に穴を開けたことに気付かない場合、気付いても何枚もの不良品申告することを躊躇った場合、それらは完成された製品として世間に出回ってしまいます。
シームテープの場合は、操業時にコンプレッサーが充分温まっていない、納期に間に合わせる為に貼り付け速度を上げる、テープ交差箇所のプレスし忘れ等々により目止めに充分な接着が出来ていない場合があります。

< 不幸に見舞われた個人的な事例 >

●ダナーライトの場合
Gore-Tex使用で有名なDanner ダナーライトは水溜りに両足を入れ、靴の中に水が入ってこないよな、と思ったのも束の間、左足つま先から浸入。
あまりのショックに30年経った今でもその感触が残っているほどです。

●ゲーティスの場合
Gore-Texを手袋に採用した最初?のブランド ゲーティス、購入当時は高価でした。
これもスノーキャンプやXCスキーツアーでどうも左中指が湿っぽく、しかし、蒸れているのだろうと信じたかったのですが、自宅に戻り台所の食器洗い桶に左手を入れると、シュワーっと中指先端から水が浸入、この感触も忘れられません。

●Marmot Mountain Worksの名品、オールウェザーパーカーの場合
雨の中快適に決まっていると自信満々、雨の日を待ちわびていた程です・・・・・フードと肩のあたりが濡れている気がしましたが、まさかMarmotが雨漏りなんてするわけが無い!と信じ切っていました。
ところが肩の辺りがひどく濡れており、さすがに変だと実感、知り合いの工場に持ち込み本体と裏地の縫い目を解き耐水テストを行うとシームテープから漏水!!
シームテープ全部をホットプレスし直しました。
知り合いが着ていたI○Iオリジナルゴアテックス雨具も同様なことがありました。

< 販売者の訳のわからない対応と無責任 >

こんな時、販売側の説明は大概「蒸れによるもの」とか、「湿度の高い方から低い側へ出るので、着衣の外が湿度が高い場合、湿度の少ない内側へ水分が染み出した」とか、ひどい店員だと「気のせいじゃない?」等と言われてしまい、気が弱い人は「そんなもんなのか」と諦めてしまうか、「Gore-Texなんてこんなものだったんだ」と失望してしまいます。

< いい加減な製造段階 >

テントの防水面も理由があって内側にしているのか、外側にしているのかも疑問です。
生地を裁断する時は何枚も重ねるのですが、その時に裏表を間違える場合もあり、又、縫製時に裏表を間違えているケースさえあるからです。

何枚も重ねた生地を裁断する場合、生地がずれない様に専用の挟み器があるのですが、滑りやすい生地では尚更一番下と一番上部分の生地のカットに「ずれ」が生じます。
同じブランドの同じ製品なのに微妙に大きさが違うと感じたことはありませんか?
それは気のせい、などでは無く本当にサイズが違うのです。

インナーに入れる保温材のカットは、ズレて当たり前、と言いたくなるほど材質が滑ります。
滑って小さくカットされた素材ですが、不思議な事に熟練のおばさん方は、これを器用に縫製し完成させてしまいます。
Sサイズほどの保温材がMサイズのジャケットに収まってしまう縫製技術には驚かされますが、それが微妙なサイズの違いにもなって現れるのが正しい結果です。

いろいろなブランドが企業に買収され、ブランド創業者の手と目が離れた場所で製品が作られる事が多くなった昨今では尚更なのかな、と思う今日この頃。
ただ運が悪いのか、とも思いますが、20数年前にアウトドア製造ライン経験者としては、「作っているのはパートのおばさん達」なんだよなぁ、とシミジミ思います。

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コードストッパーはこれじゃないといけない3つの理由

コードロック1970s-1
コードロック1970s-2
コードロック1970s-3
ジャケットのドローコード、フード、スリーピングバッグ、スタッフバッグ等々、小さいながらも機能を陰で支える力持ち・・・・・何気なく使っているコードストッパーは単機能ながらお世話になり度は結構高い製品。

1970年代はほとんどオプションでした。
色やデザインにも特色があり、お気に入りのダウンジャケットにどのコードストッパーを合わせるか楽しい選択でもありました。

そんな中でスリーピングバッグやスタッフバッグでお世話になったのがこの製品。
厳冬期用スリーピングバッグをスタッフバッグに詰め込んだり、濡れてふやけたテントを収納する時、普通のスプリング式コードストッパーでは力不足です。
一度留めたら緩まない信頼性と機能的なデザイン、一番大事なアメリカ製品らしい味わいはこれでなくちゃ、と思わせる何かがあります。

手持ちが少なくなってくるとどうしても購入したくなるのは1970年代アウトドアの洗礼を受けてしまった「性(さが)」でしょうか。
シングルコードには使えませんが、リング状のコードを留めたいときにお勧めです。
嬉しい事に今でも健在、当時は茶色しかありませんでしたが、今は黒もあり時代の流れを感じます。
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1980年代初頭のTherm a Rest

サーマレスト
今ではマットの代名詞となった「Therm a Rest」ですが、1970年代後半に日本に紹介された時は高額で半身用で20,000円程と、とても高価でした。

当時は「エンソライトマット(カリマー社のカリマット!懐かしい)」や重く穴の開きやすいエアーマットが主流の時代、スポンジが中に入り寝心地も良さそう、しかもバルブを開けばエアーが自動的に入っる!? さすがアメリカ製品!そんな快適なマットを購入したのは1980年初頭でした。
金属製のバルブは昔のゴムボートに付けられていた記憶が蘇ります。

バルブを全開にしてもパンパンに膨らむ筈も無く・・・・・今では笑われそうな話ですが、当時の少ない情報ではそうなると信じていました。
不足分を口で吹き込む訳ですが、肺の湿った空気がスポンジに影響しているのではないかと考え、ヘアードライヤーで空気を入れてみたりもしました。

寝心地の悪さは精神力で補う日本的な「登山道」ではこんな快適マットは邪道!?・・・・・・だったのは昔の話。
今では軽い、丈夫、寝心地の良さで絶大な信頼を得ているのはご存知の通りです。
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MADE IN USA バックル

アウトドア ジャンスポーツ ノースフェイス バックル 70年代 80年代

ノスタルジックな真鍮製のバックル(ベルト用のバックル)はアメリカ人の西部開拓史時代のDNAを刺激する物らしい。


1970年代の自然回帰の頃、心はゴールドラッシュに沸く西部開拓時代にも回帰していたのか、アウトドア・ブランド各社から真鍮製のバックルがカタログに掲載されたり、遠征記念品として作られたりしていた。


ケルティ(KELTY)』、『ノースフェイス(THE NORTH FACE)』、『ジャンスポーツ(JANSPORT)』・・・・・・いくらMADE IN USAが好きでも、 日本でこれを腰に着ける気はさらさら起きなかったが、高額な製品ばかりの中で購入できる小物としてちょっと購買意欲を刺激されたものだった。

『ノースフェイス』は王道すぎるロゴのままだったが、『JANSPORT』はデザインも良く70sのカタログに出ているバックルは今でも“欲しい物リスト”に入っている。

今後も使う予定は無いが、見るとホッとするのは何故だろう。

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フィールドウォッチ?

1980年代 エルエルビーン ロレックス アウトドア ハミルトン
今や普通に手に入るエルエルビーン(L.L.Bean)』も30年前は入手困難、170円の国際返信用切手を数枚入れてアメリカにカタログをオーダーする時代でした。
日本では1970年代後半SONYプラザが代理店(?)になり、少量販売していました。

1980年頃購入したのがこの『L.L.Bean』 フィールドウォッチ(写真1)。入手し箱を見るまで『ハミルトン』社のOEMとは知りませんでした。
ブラックフェイスの文字盤が好きになったきっかけの時計です。
手巻き、「100フィート防水」と誇らしげに書いてありましたが、生活防水も危ぶまれるスペックに落胆。
風防にひびが入り時計屋に持ち込むとなんとディズニー時計の風防がピッタリ!
しかし、その時計店で、「こんな安物の時計は修理しても無駄!」とまで言われ、この時何故か次は『ROLEX』を買って見返してやりたい、と悔しく思ったものです。
その後、腕の良いと評判の墨田区にある時計店で1万円かけて修理するも、プラスティックをはめただけの風防では防水は望めませんでした。

学生時代にお世話になったフィールドウォッチに別れを告げたのは1983年、この「ROLEX EXPLORER」(写真2)。 勿論自動巻き、今度は多分本当であろう100メーター防水。アウトドア好きにはたまらないネーミングと、ダイバーズウォッチ並の性能を持ちながら普通の時計と変わらない大きさ。
勿論ブラックの文字盤が購入を決定付けたことも書かずにはいられません。
3〜5年に一度、普通の時計が買える金額をオーバーホール代に支払わなければならないものの、自分の動きと連動する自動巻きのアナログ感は魅力です。

「ハミルトン カーキ クォーツ」(写真3)は見た瞬間懐かしさのあまり衝動買いした一品です。
初めての電池式腕時計は一度も腕に付ける事なく、部屋の片隅で時を刻んでいます。
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